マーチンゲール法やココモ法に比べて、勝ったときの破壊力が大きい戦法がパーレイ法です。
パーレイ法はよりカジノの醍醐味を味わいたい人が使います。
今回はそんなパーレイ法について、そのメリットや注意点について解説していきます。
マーチンゲール法と対極にあるパーレイ法
マーチンゲール法と真逆に位置する戦法がパーレイ法です。
このことから、逆マーチンゲール法と呼ばれることがあります。
マーチンゲール法はいわゆる倍ベットで、負けたら前回の倍の金額を賭けるというものです。
パーレイ法はその逆なので、勝ったときにその勝利金を全て次のベットにつぎ込むというものです。
このことから、転がし戦法ともいわれます。
カジノゲームだけではなくて、競馬などギャンブル全般に通用する戦法です。
連勝が鍵
マーチンゲール法は、仮に負け続けても1勝でもすればその負けを取り返せるというものでした。
かたやパーレイ法は、とにかく連勝することが鍵になります。
たとえば、配当2倍のゲームがあったとします。
1ドルを賭け勝利したときに得られるお金は2ドルです。
その場合、次にベットするのはその勝利金である2ドルを賭けます。
次に勝ったら4ドルがもらえます。
そうしたら、次は4ドル賭けるといった具合です。
このように、連勝したときに儲けがでかいのがこのパーレイ法の特徴です。
パーレイ法は実はリスクが少ない
パーレイ法は、一見してリスクが高いようにも思えますが、実は勝つまで賭けたお金以上には損をしない、と見ることも可能です。
さらに、勝ち続けている段階で、勝つまで賭けたお金を差し引いておくことで、損をしなくなります。
勝ったときのインパクトは落ちてしまいますが、よりリスクを少なくしたい人には有効です。
勝ったときにパーレイ法に切り替える
パーレイ法は、他のゲームで勝ったときに使われることが多いです。
つまり、他の戦法で勝ったときに、パーレイ法に切り替えるという手法です。
特にルーレットやブラックジャックなど、配当2倍のゲームで使われます。
たとえば、100ドルを賭けて勝ったら、次は200ドル、次は400ドル、800ドルとなります。
100ドルから始めれば、4回連勝すれば1600ドルになります。
このように、パーレイ法は勝利金を失うというリスクを背負えば、大きな利益を得られるのがメリットです。
やめどきが自由なのはメリット
パーレイ法は、自分の自由意志で儲けを回収できるのも魅力です。
勝ち続けていくなかで、どのタイミングでやめても良いわけです。
たとえば、先の例で4連勝時点でやめれば、1600ドルが手元に残ります。
ここで本当にやめても良いですし、さらに最初からパーレイ法で仕切り直すという手もあります。
つまりまた勝つまで100ドルを賭け続けるわけです。
こうすることで、1回で1600ドル全てを失うというリスクを回避できます。
さらに、1600ドルを失うまでにまた連勝が再開すれば、手元に一定以上のお金を残しておくことが可能です。
精神的にもこちらのほうが余裕が持てるということで、パーレイ法で○回勝ったらやめる、と最初は決めておく人が多いです。
それで一定の資金を手元に確保したうえで再開すれば、パーレイ法によって損をするリスクが限りなく少なくなります。
パーレイ法の注意点
パーレイ法を使うにあたって特に注意をしたいのが、テーブルリミットの存在です。
負けたらなのか、勝ったらなのかの違いだけで、基本的にパーレイ法はマーチンゲール法のような倍賭けの特徴を持っています。
なので、テーブルリミットに引っかかって、それ以上続けることができないことがありえます。
たとえば、先に挙げたように、100ドルから連勝を始めた場合、テーブルリミットが2000ドルであったら、5連勝までしかできません。
自分がさらに勝負を続けたいと思っても、6回目に3200ドルを賭けることはできないわけです。
このように、パーレイ法はテーブルリミットによって無限に続けることができません。
2000ドルならまだ良いですが、テーブルゲームのなかには上限500ドルと、リミットがきつく設定されていることがあります。
これだと、100ドルから始めた場合、2連勝までしか使えません。
リミットが低いときは1ドルから
連勝の限界が低い場合、リスクが大きくなりやすいです。
その為、仮に上限500ドルの場合、普通は100ドルから始めるのではなくて、1ドルから始めます。
1ドルから始めれば、9連勝まではテーブルリミットに引っかかることはありません。
9連勝時点での勝利金は、512ドルです。
10回目はリミットに引っかかるため512ドル全てを賭けられません。
ただし、賭けられないといっても12ドルだけですから、これを手元に残しておいて、リミットギリギリの500ドルを賭けて続ける人が大半です。
なので実質、テーブルリミット500ドルなら1ドルから初めて10連勝が上限ということになります。